【禅聴者ブログ】人を入れる前に、今できることがある

こんにちは。禅聴者冨ヶ原です。

 

下記の内容は、静岡新聞に掲載されていた記事です。

教育現場にて、休職していた教職員の復帰及び教職員のメンタル不調について記載されている。

 

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静岡新聞記事

 

校種別では小学校が170人(同32人増)と前年より2割以上増えた。特別支援学校は

57人で唯一減少したが、在職者比率は1・94%で最も高かった。
復帰者への聞き取り調査では、メンタル不調の原因について「同僚や上司との不調和」や「多忙」、

「家族状況の対応負担」、「助けを求めることができなかった」などが挙げられたという。

求めたい支援は「業務量の軽減」「部活や担任の免除」など負担抑制のほか、同僚や管理職と自然な

コミュニケーションを前提に、相談しやすい環境づくりを求める声が寄せられた。
県教委は世代別研修や相談事業などに取り組んでいる。本年度からは電話相談を日曜日にも実施し、

利用促進に力を入れている。

 

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背景には、「同僚や上司との不調和」「多忙」「家族への対応負担」「助けを求められない環境」などがあると

記載されている。

 

先日、教育現場での幹部職員向けに行ったセミナーにおいて、セミナー後のアンケートには、先生方の本音と

切実な声が多く綴られていた。

まさに、新聞に会書かれていることと同様の事だ。

 

その結果を見て上層部の意見は、「先生方の時間を作るには、人を入れないと・・・しかしお金がかかる問題

だからねぇ・・・」 という言葉が飛び交う。

 

いやいや、人を入れる前に見直すべきことはたくさんある。ただ単に人を入れれば良いという思考に直結して

しまうことは、結果さらに状況を悪くする可能性も十分にある。その前にやるべき視点観点を先ずは持ってもらいたい。

 

現状把握・選別・分類・整理・仕組・効率など、先ずはそこから目を向けるべきである。

その上で、本当に人が必要ならば、どこのどういう部分において、どのような人財が必要なのか、そこを考えるべきだ。

 

これは、何も教育現場だけの話ではない。

一般企業でも同じことが言える。

 

人手不足だからとりあえずひとを入れよう。そのような考えで人を採用しても、その後に問題が起こることは

多々ある。採用した側、採用された側、どちらにとっても不満がすぐに出ることが容易にある。

 

何事も、先ずは根本的原因の把握をする必要がある。

そうでなければ、問題ことに絆創膏を貼っただけの話になる。そうなると必ず後に同じ問題が起こる。

 

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