こんにちは。禅聴者冨ヶ原です。
今回の内容は、決して教職員の皆様に対しネガティブな事を書いているわけではございませんので、そのあたりを改めてご了承いただけると幸いです。
社会に出てからの人財育成は、非常に難しい課題だ。
そもそも人が人を教育し育てること自体困難なこと。
それを大人になり、すでにその人の思考や価値観など、ひとりの人間として形成された状態なら尚の事だ。
それに加え、人の意識や行動は、外部から強制的に変えることはほぼできないと言えるだろう。
では、どうすれば変わることができ成長できるか。
それは、自ら気づき、自分の意思で行動したときだ。
壁にぶつかっても、自らの決意があれば乗り越えようとする力が湧き出し、そこからさらに成長する。
しかし、この気づきや思考の柔軟さは、誰もが自然に身につけられるわけではない。
気づきは、出来事や人、視点の変化など、何かしらのきっかけから生まれるものだが、そもそも、生き抜く上で、社会で生きる上で、考え方や捉え方、在り方などといった、ベースとなるものが頭や心にあるかどうかだ。
この土台があるかないかで、気づくか気づかないかも違ってくる。
教育現場では、この成長の土台を伝えることがとても重要だと感じている。
たとえ子どもたちがすぐに理解できなくても、大人になってふと思い出すことがあれば十分だ。
社会に出て、壁に当たった時、ふと思い出すことができればそれで良い。
なぜなら、知っているかいなかでその先の行動が大きく変わるからだ。
知っている大人に育てるたために大切なのは、教育者自身がこれらを理解し、実践し、子どもたちに教えること。これは、教科書に書かれていたり、テストをすることではない。だから各家庭で・・・という話もあるだろう。
しかし、社会に出て生き抜く力を身につける時間は教育の現場からあるはずだ。
社会は日々変化している。予測不能なことも多い未来に、これらの知識を持って柔軟に対応する「対応力」を身につけることは、子どもたちの成長に欠かせないと思う。
教職員の方と話をすることが度々ある。
話を聴いていると、新しい挑戦や変化に消極的な教職員の方が多く感じられる。
もちろんそうではなく、新たなことに果敢にチャレンジしている教員の方もいるのも事実だ。
しかし、前向きに取り組む方がいても、上層部の意識や文化が変化を受け入れにくい場合、提案やチャレンジは減り、子どもたちへの教育にも影響が出ると感じられる。
最悪の場合、挑戦心のある教職員が離職してしまうこともある。
ある教員の方との会話で、
「学校という教育現場は視野が非常に狭い。もっと広く世の中を知らなければならない」という声がある。
それならば、もっと広い視野を持つために新しい挑戦をと提案しても、即答で否定されることが多々ある。
この矛盾に出会うたび、私自身、非常に残念に思う。
多忙でそれどころではない。
上が話しを受け入れてくれない。
自らが疲弊している。
そんな言葉を教員の方から聴くことも多々ある。
本当に大変な現場だと想像できる。
しかし、何も変わらないままでは未来も変わらない。
誰かが変えてくれるのを待つだけでは、状況は動かない。
もちろん、行政や国の制度が関わる部分もあるが、自分たちでできることは必ずある。
例えば、教職員一人ひとりが「新しい視点を持ってみよう」「少しでも改善できることはないか」と意識するだけでも、現場の空気は変わる。
小さな取り組みや工夫が積み重なれば、子どもたちに伝わる教育の内容も今以上に向上するだろう。
そして、挑戦しようとする姿勢そのものが、子どもたちの学ぶ意欲や成長意欲に影響を与える。
変化を恐れず、前向きな挑戦を続けること。
失敗もある、成果がすぐに見えないこともある。
それでも、自分たちができることに取り組むことで、未来は少しずつ変わっていく。
その姿勢や意識改革は大事だ。
そんな思考を持てる人間になる土台は、やはり人間が育まれる教育の現場からだと思うのだ。
#コミュニケーション #人財育成 #教育 #聴く力
