こんにちは。禅聴者冨ヶ原です。
今回は、経営者にとって「聴く」ということが、組織にどう影響するのか、その視点観点を含め
書いていきます。
まず前提として、経営者は「立場」を背負っています。
本人が意識していなくても、相手(部下)は無意識にこう感じています。
・評価されるかもしれない
・決定権を持っている
・未来を左右する人
つまり、言葉の一つひとつが“重力”を持つ存在です。
部下は、経営者の前では常に少し緊張しています。
これは性格の問題じゃなく、人間の脳の仕様。
そんな状態で――
・しっかり聴いてもらえ受け止めてくれた
・結論を急かされなかった
・否定も正解探しもされなかった
この瞬間、脳はこう判断します。
「ここは安全だ」と。
人は安全を感じた場所を、強く記憶します。
だから経営者の“聴かれ方”は、内容以上に、「体感」として残ります。
逆も同じ。
・忙しそうに聞く
・途中で判断される
・正論で切られる
すると、言われた言葉以上に、「この人の前では話さない方がいい」という感覚が残ります。
これが怖いところで、経営者本人は気づきません。
すると周囲の知性が引っ込んでいきます。
だから、経営者ほど「何を言うか」より「どう聴いているか」が記憶に刻まれるのです。
聴き方は、空気をつくり、人の思考の深さを決め、文化をつくる。
極端な話、経営者が変わらなくても、
耳の使い方が変われば、組織は動き出します。
